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どこから行っても遠い町

評価:
川上 弘美
新潮社
¥ 1,575
(2008-11)

川上弘美節、全開という感じがした。
雨なのもあって、読んでいてとてもメロウな気持ちになった。

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そうだ、三度目に央子さんと始まったとき、央子さんは俺のこと、「ほんとに好き」ってたしかにいってくれたんだった。
俺はギプスに固められたまま、思い出していた。
好き、っていう言葉は、好き、っていうだけのものじゃないんだって、俺はあのころ知らなかった。いろんなものが、好き、の中にはあるんだってことを。
いろんなもの。憎ったらしい、とか。可愛い、とか。ちょっと嫌い、とか。怖い、とか。悔しいけど、とか。そういうの全部ひっくるめて自分の何かを賭けにいっちゃいたくなる、とか。
俺の「好き」は、ただの「好き」だった。央子さんの「好き」には、たくさんのことが詰まってる「好き」だった。
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この部分が一番ぐっときた。
人を好きになるってことのいいとこやわるいとこ?が全部出てる気がした。
川上さんはやっぱり、いい。

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